Python:まず書いて動かしてみる(print とコメント)
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目次
はじめにと目的
今回できるようになることは、Pythonでファイルを書いて実行し、printとコメントで動作を確かめられるようになることです。
Pythonは読みやすく書きやすい言語です。まずは文字列や数値を表示するprintと、説明用に書くコメント(#)を理解します。
変数の型確認や途中出力を入れると、挙動をつかみやすくなります。判断のポイントは「まず動く最小のコード」を書くことです。
最初は完璧を目指さず、出力を見て直すサイクルを回します。
最小コード:print とコメント
# hello.py : print とコメントの最小例
name = "Alice"
age = 28
pi = 3.14
# 挨拶を表示します
print(f"こんにちは、{name}さん。")
print("年齢:", age)
print("age の型:", type(age))
# 値の計算をします
next_age = age + 1
print(f"来年は {next_age} 歳です。")
# 簡単な条件でメッセージ切替
if age >= 20:
print("成人です。")
else:
print("未成年です。")
このコードは文字列と数値を変数に入れて、printで表示します。
コメント行は実行結果に影響しませんので、処理の意図を残す用途に使えます。
変数の中身に加えて、type()で型も確認できます。
実行と確認(VSCode とコマンド)
実行方法は、ターミナルから実行するか、VSCode の実行ボタンで動かします。
python hello.py
# または VSCode でファイルを開き、右上の▷(Run)ボタンを押して実行します
手順は次のとおりです。
- ファイル名を
hello.pyで保存します。 - ターミナルを開いて
python hello.pyと入力して実行します。 - VSCode で実行する場合は Python 拡張を有効にして、実行ボタンを押します。
出力例は次のとおりです。
こんにちは、Aliceさん。
年齢: 28
age の型: <class 'int'>
来年は 29 歳です。
成人です。
確認は print で途中の変数を表示して進めます。型は type(変数) で確認し、条件分岐の前後でも値を出力して挙動を確かめます。
デバッグと1段ステップアップ
デバッグの見方としては、まずはprintで変数や処理の前後を出力し、値の流れを追うのが早いです。もう少し高度にしたい場合はloggingモジュールを使い、ログレベルで出力を分けると見通しがよくなります。
1段ステップアップするには、コードを関数に分けてmain関数を作ると再利用しやすくなります。例外処理で入力エラーを受け止めると、想定外の入力でも止まりにくくなります。外部ライブラリが必要な場合は、pip install ライブラリ名 を1行で追加できます。
デバッグの判断のポイントは、まず「期待する出力」を決めて、それと違う箇所をprintで絞り込むことです。
よくあるミスとして、変数名をtypoしてNameErrorが出ることがあります。エラーメッセージに表示される変数名を確認し、ソースの該当箇所を正しい名前に修正すると解決しやすいです。例えばageeと書いていた場合はageに直します。
ほかにもSyntaxErrorはコロンの書き忘れ、IndentationErrorはスペース数の不一致が典型です。いずれもエラーメッセージの行番号を見て、該当行を修正すると進めやすいです。
30秒チェックとして、print(f"値は{val}") としてNameErrorが出る場合は、valが定義されていないのが原因です。定義(例:val = 1)を追加するか、正しい変数名に直すと解決します。
注意(ここだけ)
-
スクリプト実行ではファイル名や変数名のスペルミス、インデントの乱れが最も詰まりやすい落とし穴です。
例えばインデントがそろっていないと、次のように
IndentationErrorになります。IndentationError: unexpected indent
要約
- Pythonファイルに
printとコメント(#)を書いて保存し、python file.pyで実行できます。 - 最小コードでまず動かし、
type()や途中のprintで挙動を確認するとよいです。 - 実行はコマンドかVSCodeのRunボタンで行えます。
- よくある詰まりどころはスペルミス・インデント・コロンの書き忘れで、エラーメッセージに出た行を直すと進みやすいです。
- デバッグは
printから始め、必要に応じてloggingや関数化、例外処理へ段階的に進めるとよいです。